四国中央市議、定数4減可決 次回選挙から22に
愛媛県の四国中央市議会は3月定例会最終日の25日、本会議で、議員定数を現行の26から4減らし、22とする議員発議の条例改正案を賛成多数で可決した。次回市議選から適用する。現任期は11月27日まで。
条例案は21人の連名で提出。篠永誠司氏(新政・公明ク)が、人口減少や他自治体との比較を踏まえた削減案とし「さらなる資質向上や効率的、効果的な議会運営を目指す中で、(22は)市民の負託に十分応え得る定数と結論付けた」と提案理由を説明した。
青木永六氏(共産)が反対討論し「(議員は市政に)住民の意思を反映させ、執行部を監視する重要な役割を持つ」と強調。合併後に定数減が急激に進んでいるとして「合併による民意切り捨てはすさまじい。(削減の可否について)議論を尽くす必要がある」と述べた。
議長を除く出席議員24人で採決、共産3人を除く21人が賛成した。